長野県軽井沢町で大学生など15人が死亡したスキーツアーのバス事故で、8日、業務上過失致死傷の罪で禁錮4年の実刑判決を受けた元社員が控訴しました。
7年前の平成28年1月15日、長野県軽井沢町で、下り坂で加速したスキーツアーのバスがカーブを曲がりきれずに道路脇に転落し、運転手を含む大学生など15人が死亡し、26人がけがをしました。
この事故の裁判では必要な訓練などを行わないまま運転手に運行にあたらせたとして、バスを運行していた東京の会社「イーエスピー」の高橋美作社長(61)と運行管理担当の、荒井強元社員(54)が業務上過失致死傷の罪に問われ、長野地方裁判所は8日、社長に禁錮3年元社員に禁錮4年の実刑判決を言い渡しました。
長野地方裁判所によりますと、このうち元社員は判決を不服として8日、控訴したということです。