10日、さいたま市南区のマンションで、同居する60歳の父親を刃物で刺して殺害しようとしたとして、28歳の息子が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
父親は搬送先の病院で死亡し、警察は容疑を殺人に切り替えて詳しいいきさつを調べることにしています。
10日午後4時20分ごろ、さいたま市内の交番に男が出頭し、「父親を殺した」と話しました。
警察官がさいたま市南区の自宅マンションの部屋に駆けつけたところ、血のついた包丁が見つかったほか、父親の三上剛さん(60)が腹など数か所を刺されて病院に搬送されていて、その後、死亡したことがわかりました。
警察は交番に出頭した息子で無職の三上尚貢容疑者(28)が父親を刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕しました。
調べに対し「殺すつもりで刺した」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、息子は、10日昼ごろにも交番を訪れて「死にたい」などと話し、父親が迎えに来ていたということです。
警察は容疑を殺人に切り替えて詳しいいきさつを調べることにしています。