9日午後、宇城市松橋町の住宅で高齢とみられる男女2人の遺体が見つかり、警察はこの住宅に住む親子とみて身元の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。
9日午前10時半ごろ、宇城市役所から「連絡がつかない人がいて安否を確認したい」と警察に通報がありました。
駆けつけた警察官などが確認したところ、午後2時45分ごろ、宇城市松橋町両仲間の住宅で、男女2人の遺体が見つかったということです。
警察によりますと、遺体は腐敗が進んでいて、これまでのところ目立った外傷は確認されていないということです。
いずれも高齢とみられ、女性は身長が1メートル45センチくらいで寝室のベッドの上で見つかり、男性は身長が1メートル70センチくらい、黒いジャージの上下を着ていて、1階の居間で仰向けの状態だったということです。
警察によりますと、近所の人の話では、この住宅には90代の女性と60代の男性2人の親子3人が暮らしているということです。
このうち60代の男性は、9日、宇城市内で見つかり、警察に対し「母親と弟が家の中で亡くなっているのを知っていた」と話しているということです。
警察は、遺体はこの住宅に住む親子とみて身元の確認を進めるとともに、死亡した原因や詳しいいきさつを調べています。
現場は九州自動車道の松橋インターチェンジから2キロほど離れた住宅街です。