仙台中央警察署の54歳の警部補が9日午後、仙台市内の道路で酒を飲んで車を運転したとして逮捕されました。
警察の調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、仙台中央警察署留置管理課の警部補、田村利久容疑者(54)です。
警察によりますと、田村容疑者は、9日午後3時40分ごろ、仙台市若林区卸町の道路で酒を飲んで車を運転したとして道路交通法違反の酒気帯び運転の疑いが持たれています。
「車がふらついて走行している」などという通報を受けた警察が店舗の駐車場で車を発見し、運転席にいた警部補の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
警察によりますと、調べに対し「酒飲み運転はしていない」と容疑を否認しているということです。
警察官が逮捕されたことについて県警察本部の菊澤信夫警務部長は「飲酒運転根絶に取り組む中、中心的役割を果たす立場の警察官が飲酒運転をしたことは誠に遺憾で、県民のみなさまに深くおわび申し上げます。捜査を徹底し、厳正に対処します」とコメントしています。