新潟県内で睡眠薬を入れた飲み物を飲ませて女性5人に乱暴したなどとして、準強制性交致傷などの罪に問われた無職石井崇被告(60)の裁判員裁判で、新潟地裁は23日、懲役18年(求刑懲役22年)の判決を言い渡した。
小林謙介裁判長は「わずか7カ月余りの間に、常習的に5件の犯行を重ねた。計画的である上、被害者の尊厳を無視して卑劣だ」と述べた。同種の前科で服役したことがある点に触れ「酌量の余地はない」とした。
判決によると、2020年から21年にかけ、出会い系サイトなどで知り合った女性5人に対し、睡眠導入剤を混入した飲料を飲ませて抵抗できない状態にして、乱暴したり裸を撮影したりするなどした。