２２日、神戸市郊外の草むらで、近くに住む６歳の男の子がスーツケースに入れられて死亡しているのが見つかった事件で、男の子の遺体には複数のあざのような痕があったことがわかりました。

男の子の母親とそのきょうだいは祖母を監禁したなどとして逮捕されていて、警察が男の子の死亡との関連を捜査しています。

２２日午後６時すぎ、神戸市西区の草むらで、近くに住む西区玉津町の穂坂修くん（６）がスーツケースに入れられた状態で死亡しているのが見つかりました。

捜査関係者によりますと、靴は履いておらず、さらに調べたところ、遺体には複数のあざのような痕があったことがわかったということです。

警察は、２３日、司法解剖を行って死因を調べています。

また、警察は▼修くんの母親で、長女の穂坂沙喜容疑者（３４）と、いっしょに住んでいる▼次男の大地容疑者（３２）らきょうだい４人が、５７歳の祖母をおよそ３か月の間、繰り返し、押し入れに閉じ込めるなどしたとして監禁と傷害の疑いで２２日、逮捕しています。

修くんが見つかったスーツケースは銀色で、捜査関係者などによりますと、自宅近くでは最近、きょうだいとみられる男女４人が色など特徴のよく似たスーツケースを自宅から運び出す姿が目撃されていたということです。

警察は４人から詳しいいきさつを聞くなどして、修くんの死亡との関連を捜査しています。