13日夜、宮崎市で木造の住宅1棟が全焼する火事があり、この家に住む80代の女性と息子の50代の男性が病院に搬送されました。
このうち男性が意識不明の重体となっています。
13日午後7時45分ごろ、宮崎市郡司分の住宅から火が出ているという通報が、近所の人から消防に入りました。
消防車など9台が出動し、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅1棟およそ200平方メートルが全焼しました。
この火事で、全焼した住宅に住む黒木郁代さん(87)と息子の知さん(55)の2人が病院に搬送されました。
警察によりますと、知さんは意識不明の重体で、郁代さんも一時、意識不明となりましたが現在は意識が戻り、一酸化炭素中毒やのどのやけどの治療を受けているということです。
警察と消防は14日午前10時ごろから現場で検証作業を行い、火元がどこかや火事の原因を詳しく調べています。
現場はJR日南線の南方駅から西南西に1.6キロほど離れた田畑の中に住宅が点在する地域です。