30日午前、越前町の沖合で漁船が転覆して、79歳の乗組員の行方がわからなくなり、海上保安部などが捜索にあたっています。
30日午前10時すぎ、越前町漁協から「漁船が転覆したと漁業者が話している」と海上保安部に通報がありました。
福井海上保安署などによりますと、転覆したのは0.4トンの漁船で、乗っていた越前町の男性2人のうち、74歳の船長は別の漁船に救助されましたが、乗組員の川上広昭さんが(79)行方不明になっているということです。
海上保安部や警察が巡視船を出すなどして川上さんの行方を捜索していますが、これまでに川上さんは見つかっていないということです。
福井海上保安署によりますと、転覆した漁船はたこかご漁のため、30日午前5時ごろに、越前町の小樟漁港を出発し、午前6時すぎに越前町の玉川漁港から約600メートルの沖合で転覆したとみられるということです。
2人はライフジャケットを着用していなかったということで、海上保安部などは、川上さんの捜索を続けるとともに、漁船が転覆した状況などを調べています。