5日、長岡市の市立図書館の敷地内にあるマンホールで作業をしていた男性2人が、意識がない状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡した事故で、警察はいずれも死因が血中の酸素濃度が低くなる低酸素血症だったと発表しました。
おととい午後5時ごろ長岡市立中央図書館の地下排水溝に通じるマンホールで、設備会社の従業員で見附市の山田栄二さん(47)と小千谷市の細貝彰さん(28)がいずれも意識がない状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。
マンホールの中は酸素濃度が低かったということで、警察が酸欠の可能性もあるとみて調べていましたが、いずれも死因は血中の酸素濃度が低くなる低酸素血症とわかったということです。
当時、合わせて5人で図書館のトイレの改修工事を行っていましたが、警察によりますと、当初の予定ではマンホールの中に入る工程はなく、トイレが詰まっていると追加の相談を受けたことから、状況を調べるために2人がマンホールに入ったとみられるということです。
2人がマンホールの中にいたことについて、ほかの3人は知らなかったと話しているということで、警察は当時の状況などを詳しく調べています。