先月、秋田市の雑木林で愛知県の48歳の女性の遺体が見つかった事件で、女性の遺体を遺棄したとして、元暴力団員の男ら5人が死体遺棄の疑いで逮捕されました。
元暴力団員と女性は面識があり、行方が分からなくなった日も会っていたとみられ、警視庁は女性が死亡したいきさつを調べることにしています。
逮捕されたのは、元暴力団員で、現在、別の事件で服役中の井上大輔容疑者(48)や井上容疑者の元妻でさいたま市の職業不詳、土岐菜夏容疑者(34)ら5人です。
警視庁によりますと、5人はおととし6月から9月にかけて、秋田市の雑木林などに愛知県一宮市の加藤しのぶさん(48)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
5人は埼玉県川口市にあった引っ越し業者の同僚などで、このうち井上容疑者は女性の勤務先に客として複数回訪れていたほか、女性の行方が分からなくなった日に、埼玉県内で会っていたとみられるということです。
その後、女性は、埼玉県内からトラックで秋田市に運ばれたとみられ、先月、雑木林から遺体が見つかった際は、2メートルほどの深さの穴の中で木箱に入れられていたということです。
警視庁は女性が死亡したいきさつについても調べることにしています。