ことし2月、鹿沼市で住宅1棟が全焼して、この家に住む60歳の住民が死亡した火事で、警察は、住民の知り合いだった男の容疑者が火をつけたとして、放火の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、鹿沼市に住む無職で、60歳の男の容疑者です。
警察によりますと、ことし2月5日、鹿沼市日吉町の住宅に火をつけ、木造平屋建ての1棟を全焼させたとして、放火の疑いが持たれています。
焼け跡からはその後、この家に住んでいた高橋利行さん(当時60)が遺体で見つかり、死因は焼死だったことがわかりました。
高橋さんには目立った外傷は見つからず、警察が現場付近の防犯カメラの映像を解析するなどとして、犯行が明らかになったということです。
2人は以前から知り合いだったということで、警察の調べに対し、「火を付けていません」などと話して、容疑を否認しているということです。
警察は、放火とともに、殺人の疑いも視野に入れて、捜査を進めています。