29日、焼津市の市道で34歳の男性が車にひき逃げされて死亡した事件で、警察は当時、車を無免許で運転して事故を起こしたとして、静岡市の19歳の少年を逮捕しました。
29日の未明、焼津市岡当目の市道で吉田町片岡に住む会社員、八木良太さん(34)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
現場付近に車のバンパーについているランプが落ちていたことから、警察はひき逃げ事件として捜査し、事故を起こしたとみられる白い乗用車を焼津市内で見つけ、車を押収するなどして調べを進めていました。
その結果、静岡市駿河区の19歳の少年が無免許で車を運転して事故を起こした疑いがあるとして、警察は31日、無免許過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、少年は調べに対し、「人をはねたことは間違いありません」などと容疑を認めているということです。
この車には当時、少年のほかにも10代の男女3人が乗っていたということで、警察はこの3人にも話を聞くなどして事故の状況を詳しく調べています。