ことし3月、奈良県広陵町の町道などで、38歳の介護士が運転する乗用車が後ろを走っていた車に対し、蛇行したり急ブレーキをかけたりするあおり運転を行い、後ろの車に乗っていた2人にけがをさせたとして、危険運転傷害などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、奈良県三郷町に住む介護士の津田朋也容疑者(38)です。
警察によりますと、津田容疑者は、ことし3月13日の昼ごろ、奈良県広陵町の町道で、乗用車を運転していたところ、後ろの車に車間距離を詰められたとして憤慨し、この車を停止させようと考え、前方で蛇行し急ブレーキをかけて減速して、運転していた30代の男性ら2人に軽いけがをさせた上、逃げた車を追いかけ、クラクションを複数回、鳴らして車を接近させた疑いが持たれています。
警察が捜査した結果、被害者の車のドライブレコーダーに、津田容疑者が運転する車がおよそ2分間、1キロ余りにわたって、あおり運転をする様子が写っていたことなどから、危険運転傷害と道路交通法違反の妨害運転の疑いで逮捕しました。
調べに対して、津田容疑者は「相手に車間距離を詰められたと思い、文句を言いたい一心でやった」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、当時の詳しい状況を調べています。