金融庁の職員や弁護士などを装って、「財産が差し押さえられる」などとうその電話をかけて、雲南市のお年寄りから現金1600万円余りをだまし取ったとして、東京の43歳の女が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京・武蔵村山市に住む無職の仲宗根美枝容疑者(43)です。
警察によりますと、仲宗根容疑者は、仲間と共謀して、去年(2022)9月から11月にかけて、高齢者施設の関係業者や金融庁の職員、弁護士を装って、雲南市に住む70代の女性に対して、名義貸しをしたことで財産が金融庁に差し押さえられるなどとうその電話をかけ、現金1625万円をだましとったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警察によりますと、いわゆる「受け子」としての役割を担っていたということで、警察の調べに対し、「荷物を受け取ったのは間違いないが、中身がお金という認識はなかった」という趣旨の供述をしていて、容疑を否認しているということです。
警察は、グループのほかのメンバーが実在するかどうかも含めてさらに詳しく調べることにしています。