岐阜県関市は廃校になった小中学校の備品を再利用してもらおうと、フリマアプリ大手のメルカリのサイトで販売する取り組みを始めました。
関市教育委員会が6月上旬から販売を始めたのは、平成28年と令和2年に廃校になった小学校と中学校の備品です。
バイオリンやギターのアンプなどのほか未使用のカセットテープやフラスコなど9日午後3時の時点で20点が出品され、このうち10点があわせて1万9600円で売却されました。
こうした備品はほかの学校などで使う場合もありますが、利用のメドがないものは廃棄されるためインターネットで販売することにしたということです。
商品は誰でも購入できますが市役所まで取りに行く必要があり、売り上げは教育用の備品の購入に充てられます。
関市教育委員会は「少しでも廃棄されるものを減らし、役立ててもらいたい。今後も追加していく予定なので、気になるものがあれば購入を検討してほしい」としています。
こうした取り組みは全国20以上の自治体で行われていて、岐阜県内では揖斐川町も廃校になった学校や役場で不要になった備品を販売しています。