3日、徳島県板野町の県道で、74歳の男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認され、警察は体にタイヤでひかれたような跡があったことなどから、ひき逃げ事件として調べています。
3日午後9時15分ごろ、板野町大寺の県道で、男性が顔から血を流して倒れているのを通りがかった人が見つけ、警察に通報しました。
警察の調べによりますと、男性は近所に住む近藤忠明さん(74)で、病院に運ばれましたが、体を強く打っていて、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
警察が5日、遺体を詳しく調べたところ、近藤さんの体にタイヤでひかれたような跡があったことなどから、ひき逃げ事件として捜査を始めました。
現場は、JRの板野駅からおよそ600メートルにある県道・徳島引田線の片側1車線の直線道路で、当時、近藤さんは町内の飲食店で食事を終え、歩いて帰宅する途中だったとみられるということです。
警察は、現場付近の防犯カメラの映像を分析するなどして、捜査を進めています。