29日朝、滋賀県長浜市の姉川で網を撤去する作業中に92歳の漁師の男性が増水した川に流されました。
警察や消防、漁協などが50人態勢で捜索しましたが見つからず、30日朝から捜索を再開することにしています。
行方が分からなくなっているのは、長浜市南浜町の漁師、前川健さん(92)です。
警察によりますと、前川さんは川が雨で増水していたことから29日午前4時ごろから漁師仲間3人とともに「あゆ」を捕るためのヤナ漁の網を撤去する作業をしていましたが、午前6時すぎに流されたということです。
一緒に作業していた漁師仲間は「作業中に上流から大量の水が流れてくるのが見えたので逃げようとしたが、前川さんは逃げ遅れてしまった。くいにしがみついていたが流されてしまった」と話しているということです。
近畿地方は大気の状態が不安定で、滋賀県を中心に断続的に雨が強まり、長浜市余呉では29日午前4時までの1時間に6月の1時間雨量としては最も多い44ミリの激しい雨を観測していました。
29日は警察と消防のほかに地元の漁協なども加わり、およそ50人態勢で午後6時まで捜索しましたが見つからず、30日も午前9時から警察の警備艇や漁船を出して捜索を再開することにしています。