2日午後2時ごろ、山形県鶴岡市田麦俣にある山形自動車道田麦俣トンネルで2台の乗用車が衝突し炎上した事故で、子どもを含む男女3人が死亡しました。

警察が身元の確認を進めた結果、亡くなったのは庄内方面に向かう車に乗っていた、横浜市の早坂青遥くん（1歳）と母親の早坂未空さん（24歳）、それに、山形方面に向かう車に乗っていた茨城県常陸太田市の石川和美さん（73歳）と確認されました。

また、それぞれの車を運転していた青遥くんの29歳の父親と石川さんの24歳の孫の男性は腹部を強く打ったり、腕を骨折したりする大けがをしました。

警察によりますと、早坂さんの家族3人は観光のため山形県を訪れていて石川さんと孫の男性は庄内地方で観光を終え、帰宅途中だったということです。

また、現場のトンネル内は片側1車線で、車線の中央にポールは立っていましたが、車線を越えないように区切るワイヤーなどはなかったということです。

警察はそれぞれの車を運転していた2人のけがの回復を待って話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べることにしています。

追記

山形県鶴岡市の山形自動車道のトンネル内で２日午後、車同士が正面衝突して炎上し、１歳の男の子を含む合わせて３人が死亡した。現場からは急ブレーキをかけた時に残るような痕跡が確認されておらず、警察で事故の原因などの調べを進めている。 ２日午後２時１５分ごろ、鶴岡市田麦俣の山形自動車道・田麦俣トンネルで、乗用車同士が正面衝突し、炎上した。 警察の調べによると鶴岡方面に走行していた横浜市青葉区の会社員・早坂覚啓さん（２９）運転の車がセンターラインを越え、前から来た上山市川口の会社員・佐竹雅樹さん（２４）運転の車と衝突した。 この事故で、早坂さんの車に乗っていた妻の未空さん（２４）と長男の青遥ちゃん（１）そして、佐竹さんの車に乗っていた茨城県常陸太田市在住の祖母・石川和美さん（７３）の合わせて３人が出血性ショックなどの疑いで死亡した。また、双方の車を運転していた早坂さんと佐竹さんもそれぞれ腹や腕に大けがをした。 現場からはタイヤの痕は見つかっているものの、急ブレーキをかけた時に残るような痕跡は確認されておらず、警察で事故の原因などの調べを進めている。いずれの車も観光目的で走行中だった。