三重県の錫杖ヶ岳に19日から1人で登山に出かけたまま行方が分からなくなっていた60歳の女性が21日、山頂付近で見つかりましたが死亡が確認されました。
死亡が確認されたのは鈴鹿市の亀井直美さん(60)です。
警察によりますと、亀井さんは19日、津市と亀山市の境にある標高676メートルの錫杖ヶ岳に1人で登山に出かけたということですが、予定の時間になっても帰らず、家族が警察に通報していました。
警察は遭難した可能性が高いとみて消防とともに捜索にあたり、21日午後2時すぎに山頂から500メートルほど離れた山林で倒れている亀井さんが見つかったということです。
亀井さんは心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。
亀井さんは20日の午前中、山頂で撮影したとみられる写真を家族に送っていたほか、崖の下に倒れていたということです。
警察は亀井さんが下山中、誤って崖の下に滑り落ちた可能性があるとみて詳しい状況を調べています。