5月、沼津市の海岸で生後まもない赤ちゃんの遺体に火をつけて放置したとして20代の男女2人が逮捕された事件で、警察がDNA鑑定を行った結果、赤ちゃんは2人の子どもである可能性が高いことがわかりました。
いずれも住所不定で無職の淺沼かんな容疑者(24)と高見直輝容疑者(20)は5月27日の未明、沼津市の千本浜海岸で生後まもない女の子の赤ちゃんの遺体に火をつけて放置したとして、死体損壊と死体遺棄の疑いがもたれています。
警察が遺体で見つかった赤ちゃんのDNA鑑定を行った結果、淺沼容疑者と高見容疑者の子どもである可能性が高いことが、捜査関係者への取材でわかりました。
また、2人は逮捕の数か月前から沼津駅前のインターネットカフェに滞在していて、淺沼容疑者はこの場所で赤ちゃんを産んだとみられるということです。
警察の調べに対し、淺沼容疑者は容疑を認めている一方、タカ見容疑者は「海岸には行ったが、焼いていることは知らなかった」などと否認しているということです。
司法解剖によっても赤ちゃんの死因は特定されておらず、警察は、遺棄された赤ちゃんが死亡したいきさつを詳しく調べています。