9日、秋田市の雑木林から成人とみられる遺体が見つかった事件で、警視庁が身元の特定を進めた結果、おととしから行方が分からなくなっていた愛知県の48歳の女性と確認されたことが分かりました。警視庁は、遺体の遺棄に元暴力団員の男ら数人が関わった疑いがあるとみて詳しいいきさつを捜査しています。
おととし7月、愛知県一宮市の加藤しのぶさん(48)が都内のホテルに宿泊したあと連絡が取れなくなり、警視庁が、事件に巻き込まれた疑いがあるとみて、関係者の証言などをもとに秋田市の雑木林を捜索したところ、9日、成人とみられる遺体が見つかりました。
警視庁によりますと、遺体の身元の特定を進めていましたが、11日、加藤さんと確認されたということです。
司法解剖の結果、死後1年から2年ほどたっていて、目立った外傷などは見られないということです。
捜査関係者によりますと、現場の雑木林は、女性が行方不明になったあと、40代の元暴力団員の男の関係者が買い取っていたということで、警視庁は、男らが遺体の遺棄に関わった疑いがあるとみて詳しいいきさつを捜査しています。