神戸市西区の草むらで、6歳の男の子の遺体が見つかり、同じ日に男の子の祖母への傷害容疑で男女4人のきょうだいが逮捕された事件で、4人のうちの1人が警察に対し、男のきょうだいの指示で、祖母を殴ったと供述していることがわかりました。
警察は、傷害事件と男の子の死亡に関連がないか、さらに調べを進めています。
22日の夕方、神戸市西区の草むらで、近くに住む穂坂修くん(6)が遺体で見つかり、警察は、同じ日に修くんの母親の穂坂沙喜容疑者(34)と一緒に住んでいる大地容疑者(32)らきょうだい4人を、修くんの57歳の祖母への傷害と監禁の疑いで逮捕し、24日、身柄を検察庁に送りました。
祖母への傷害事件は、6月19日ごろだったとみられ、この際の暴行について、逮捕された4人のうち女のきょうだいの1人が警察に対し、大地容疑者の指示で殴ったと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
また、修くんが死亡したのは、6月19日ごろとみられ、遺体の背中には広い範囲に打撲の痕があることなどから、暴行を受けた可能性があるとみられています。
警察は、祖母への傷害事件のあった日と修くんが死亡したとみられる日が重なっていることから、関連がないか、さらに調べを進めています。