今月10日、熊本県八代市で女性が刃物で切りつけられ大けがをした事件で、警察は、現場から逃走していた、女性の知人で49歳の容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、鹿児島県鹿屋市の無職、上國料学容疑者（49）です。
警察によりますと今月10日の夕方、八代市植柳元町の球磨川沿いの遊歩道で、45歳の知人の女性の頭などをなたのようなもので切りつけて大けがをさせたとして、殺人未遂の疑いが持たれています。
調べに対し、容疑を認めているということです。
17日早朝、「容疑者の自宅付近を歩いている人物がいる」と近所の人から通報があり、駆けつけた警察官が自宅に1人でいたところを逮捕したということです。
警察によりますと、容疑者は事件後、軽乗用車で逃走し、車が八代市内の山の中で見つかっていましたが、その後の足取りについて「山からおりた後、バスやJRを乗り継いで逃げた」などと話しているということです。
また、関係者によりますと、容疑者は事件の数日前、被害者の女性や知人の男性と長崎県でイベントに参加したあと、3人で車で移動していたということです。
警察は動機やいきさつについて、詳しく調べることにしています。
