渋川市の消防職員がおととし、銀行口座を他人に渡す目的で開設し、キャッシュカードをだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
警察によりますと銀行口座は特殊詐欺の振り込み先として利用されていたということです。
逮捕されたのは、渋川広域消防本部に所属する職員で吉岡町に住む角田大樹容疑者(24)です。
警察の調べによりますと、消防職員は、おととし8月、前橋市内の銀行で、口座を他人に渡す目的で開設し、キャッシュカードを自宅に郵送させてだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
消防職員は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
消防職員が開設した銀行口座は、その翌月に県外で被害があった特殊詐欺の振り込み先として利用され、キャッシュカードは県外の別の特殊詐欺事件の容疑者の自宅を捜索した際に見つかったものだったということです。
警察は、詳しいいきさつを捜査しています。