ことし2月、埼玉県上尾市で生後2か月の乳児の右足をつかんで逆さづりにし、足の骨を折る大けがをさせたとして、30代の両親が傷害の疑いで逮捕されました。乳児は、ほかにもけがをして現在も病院で手当てを受けていて、警察が当時の状況や詳しいいきさつを調べています。
警察などによりますと、ことし2月、当時、埼玉県上尾市に住んでいた生後2か月の乳児が意識不明の状態で病院に運ばれ、病院は虐待が疑われるとして警察に通報しました。
警察が調べたところ、右足のくるぶしの付近の骨を折る全治およそ4週間の大けがをしていたことが分かったということです。
この事件で警察は、両親で現在は埼玉県桶川市に住む山崎翔容疑者(39)と山崎美穂容疑者(33)を、右足をつかんで逆さづりにし骨折させたとして傷害の疑いで逮捕しました。
乳児の命に別状はないものの、ほかにもけがをして現在も病院で手当てを受けているということです。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
2人は、乳児と1歳の長男の4人で暮らしていたということで、警察は当時の状況や詳しいいきさつを調べています。